環境への貢献
環境活動に関する情報発信や地域の方々との交流会などを通じて、地域と連携した環境活動の拡大をめざしています。6月の環境月間に合わせて社内で多彩なイベントを開催し、従業員やその家族の環境意識向上に努めています。
2024年4月1日より、石川県から購入しました「石川県県有林J‐クレジット」を鶴来工場(白山市小柳町ろ250)にて利用を開始します。これによりLED照明の生産活動で排出するCO₂ 排出量の全て(約50t)をカーボン・オフセットすることで、CO₂ を排出しない生産を実現したこととなります。なお、生産されるLED照明は、10年前の自社製品と比較した場合、消費電力は約33%、固有エネルギー消費効率(※)は約59%アップと環境性能が優れた製品となっています。
※1Wの電力でどれだけの明るさを発生させられるかを表す数値
「石川県県有林J-クレジット」とは、石川県の県有林において間伐等の森林整備を実施したことで発行されたクレジットです。当社は、この石川県県有林J-クレジットプロジェクトに賛同し、2024年1月に、県内第1号の企業として、5年間で2500t-CO₂ (年間500t-CO₂ )を購入しました。
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2021年4月に竣工した本社増築棟は、(一社)環境共創イニシアチブ(SII)が公募する「ZEBリーディング・オーナー」に申請し、登録されました。(石川県内ではZEB認証施設として4例目)
「Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」の略称で、「ゼブ」と呼びます。快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことです。この「ZEB」を普及させるため、自らのZEB普及目標やZEB導入計画、ZEB導入実績を一般に公表する先導的建築物オーナーのことを「ZEBリーディング・オーナー」と定め、(一社)環境共創イニシアチブ(SII)が登録、公表しています。
本社増築棟では、外皮の高断熱化及び高効率な省エネルギー設備を備えることで、基準一次エネルギー消費量に対する設計一次エネルギー消費量削減率は53%、太陽光発電による創エネを加えた場合の省エネ率は59%となり、「ZEB Ready(省エネ率50%以上)」を達成することができました。
建築物概要 | ||||
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都道府県 | 地域区分 | 新/既 | 建物用途 | |
石川県 | 6 | 増改築 | 事務所等 | |
延べ面積 | 階数(塔屋を除く) | 主な構造 | 竣工年 | |
5,446m² | 地下− | 地上 4階 | S造 | 2021年 |
石川テレビ(FNN・FNS系)「Live News イット!」内の「学ぼうSDGs」というコーナーに当社の本社棟が「省エネオフィスビル」として取り上げられました。ソーラーパネルやエネルギ-の見える化など、省エネへの取り組みを紹介しています。放映を通して当社の環境活動が地域社会に広がり、持続的可能な社会の実現に繋がることを期待しています。
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RBC祭でサラダ油を利用してエコキャンドル作りを体験する環境コーナーを設置。削ったクレヨンで色を、アロマオイルで香りを付けることで、自分だけのキャンドルになります。参加者の94%が、今回作ったエコキャンドルを利用して家庭でキャンドルナイトをしたいと答えており、家庭内での節電・省エネにもつながりました。
RBC祭の環境コーナーにて、無地のバッグにクレヨンを使って自分の好きなデザインを施しオリジナルのエコバッグを作る体験をしました。親子での参加が多く、子ども達と一緒にエコバッグへの意識を高め、ごみ問題について考える良い機会になりました。
持続可能な社会の実現に向けて生み出された、石川発の優れた「製品(モノづくり)」「サービス(コトおこし)」を育て、発信している企業として、「いしかわエコデザイン賞」の「パブリシティ賞」を受賞しました。「脱炭素とレジリエンス強化を同時実現する省エネオフィスビルづくり」として、太陽光発電、都市ガス、再生可能エネルギー電気を組み合わせて省エネ性を高め、エネルギー源の多重化でレジリエンスを向上させている点が評価されました。
事業系一般廃棄物の減量化・資源化に関し、他の模範となる優れた取組みを行っている事業所として、「金沢ビジネスエコアクション賞 資源化の部 優秀賞」を受賞しました。帳票類の電子化・ペーパーレス化を推進し、一般廃棄物の減量化に取り組んだことが評価されました。
環境活動に積極的な事業所として金沢市主催「いいね金沢環境活動賞」を受賞。設計段階からの建物構造見直し、エネルギー効率の良い設備機器の導入、太陽光発電で基準一次エネルギー消費量を59%削減しZEB Ready(ゼブレディ)を取得、さらに環境イベントを開き従業員やその家族、地域の環境意識向上に寄与したことが評価されました。
石川の環境を守り育てる活動に率先して取組み、その成果が顕著であり、ほかの模範となるとして「環境保全貢献企業」として表彰されました。分別の徹底や排出状況の管理を行うほか、不良解析による不良品の削減、自社で発生する廃プラスチック類の再生利用など、環境保全活動を積極的に推進していることが評価されました。
地産地消が生物多様性の保全につながることを周知しようと、株式会社メルシーナガタ様ご協力のもと食堂で加賀野菜や地元食材を使ったメニューを提供。利用者の94%から「私生活でも地元食材を選んでみようと思う」という声が寄せられ、地産地消の意識を高める良い機会となりました。この取り組みは今後も継続していきます。
加賀野菜天ぷらとかき揚げ
太胡瓜の生姜煮
能登産ふくらぎ竜田野菜あんかけ
国連生物多様性の10年委員会(UNDB-J)が推進している『MY行動宣言』に当社従業員の約9割が署名し、生物多様性を守るためにできることは何かを理解してもらい、「5つのアクション(たべよう、ふれよう、つたえよう、まもろう、えらぼう)」についてできることから取り組んでもらいました。
夏至の日に、家庭で「キャンドルナイト」を楽しむイベントを開催。キャンドルの明かりだけで食事をしたり、静かな部屋で会話をしたりといつもと違う夜をすごしました。参加者へのアンケートでは90%から「エコへの意識が高くなった」という回答があり、楽しみながら節電や省エネ活動について考える良い機会になりました。
リンナイグループにおける環境活動の活性化をめざし優れた取り組みを表彰する「リンナイグループ環境大賞」では、事業所内外での環境活動において、社会に大きく貢献した事例が表彰されます。アール・ビー・コントロールズは8年連続最多応募事業所となっています。