2008年度新卒入社
ソフトウェア設計担当
どんな仕事をしていますか?
ガス給湯器などのリモコンに組込むマイコンのソフトウェア開発を行っています。メインで担当しているのは、浴室や洗面化粧台、トイレといったサニタリー用の照明。「明るさ」や「美しさ」の判断は人それぞれで、なかには抽象的な要望も。客観的な基準がないので、一度ものをつくり、それを基に改良を加えイメージをすり合わせます。何度もやり直しをすることもあり、何年経ってもお客さまと認識の齟齬なく開発をすすめることが一番難しいと感じます。しかし、どんなに手間と時間がかかっても自分から提案をするなど誠実に根気強く取り組むのが私のルール。お客様のホームページに商品が掲載されていたり、動画サイトで素敵に紹介されていたりすると素直にうれしく、苦労も忘れてしまいます。
ターニングポイントになった仕事は?
入社3年目に、新たな製品をつくるための研究開発を任されました。社内にない技術の導入が不可欠だったため、まず理解するところから始めたのですが、次から次にわからないことが出てきて。振り返れば、決してスムーズに進んだとは言えませんが、社歴も技術者としての経験も浅い私が自由に研究をさせてもらえたのですから、とてもいい機会に恵まれたと思います。連携した大学の教授に手ほどきを受けたほか、自分でも本屋や図書館に行って参考文献を読みあさりました。最初は上手く動かなかったものが、自分の思い通りに動いた時の喜びは今も忘れられません。この時の経験から、何かを始める時は自分で調べることが習慣になり、挑戦することが好きになりました。今も「新しい機能を追加したい」といった前例のない要望をもらうとワクワクします。
今後の展望を教えてください。
入社当時は自分のことだけで精一杯でしたが、さまざまな経験を積んで少しは視野も広がったからか、最近「ソフト開発室の全員が高い能力を持った技術者になれたら」と考えるようになりました。誰か一人だけが優れていても、アール・ビー・コントロールズという組織全体の力にはなりませんし、技術や知識を自分だけで抱え込んでも、一人ではモノづくりはできません。会社の将来を考えるうえでも、何かあれば互いにフォローし合える技術力と体制の構築を目標に、後輩たちの育成に力を入れていかなければと思っています。様々な機会を通してもっと積極的にこれまで私が学んできたことを伝えることから。何か一つでも後輩たちの気づきにつながれば幸いです。
入社した時から社内の音楽部でバンド活動をしています。担当はボーカル。楽器はできませんが、歌ならジャンルを問いません。プライベートでは2児の父として平日はなるべく19時までに帰宅し、週末は子ども中心の生活を送っています。少しは妻の手助けになっていると自負しています。
チームメンバーと今日の業務と進捗の確認。
社内外からのメールを確認。
黙々と作業。机に向かっている時間が1番長いです。
関係する部門・担当者を訪ねて軽い打合せと雑談。