2010年度新卒入社
ハードウェア設計担当
どんな仕事をしていますか?
親会社であるリンナイ製品のハードウェアを開発しています。1日中パソコンに向かっている光景を思い浮べるかもしれませんが、実際に回路設計をするのは業務の2~3割。1機種のハードウェア開発には、発注元であるリンナイはもちろん、社内のソフト設計、実装設計、工場など10人近くが担当者として関わっており、部品1つの採用についてもそれぞれ考えがあります。部品の性能を判断するだけではなく、部品メーカーの選定や金額の判断も必要となるため、意見や要望の調整、折衝に多くの時間を割きます。専門的な知識や技術を高めると同時に、コミュニケーション能力も身についていく仕事です。
仕事で大切にしていることは?
十人十色と言いますが、関わる人が多いほどさまざまな意見があり、最初から全員一致で開発が進むことはまずありません。しかし、「良いものをつくりたい」という思いは皆同じ。そこに敵はいないことを理解し、各担当者の声を聞き、皆が少しずつ譲歩できる提案をするのが私の役割であり、誰か一人にしわ寄せが行くことのないよう常にバランスを意識しています。試作品ができあがり評価をクリア、製品として量産されたときには、皆の思いが一つの形になったことを実感しとてもうれしいです。
今後の展望を教えてください。
去年の自分よりも成長していたいという想いから、長期的なビジョンを持たないようにしています。今年何ができたらいいかを考えるのが正月の恒例。頭の片隅に入れておく程度ではありますが、具体的な目標を持っていると新たな課題に直面した時も意欲的に挑める気がしています。ずっと変わらず持ち続けているのは、学ぶ気持ちを忘れないこと。それが成長への唯一の道だと思っています。
入社して10年以上たち、後輩も増えました。私自身がさらに力を付けることはもちろんですが、開発部全体の技術力を上げる意味でも、後輩たちの育成に力を入れていかなければと思っています。これから仲間になる人にアドバイスするなら、すべてのことには理由があり、それを知ろうとしてほしいということ。ルールだからと考えるのを止めず、興味を持ってもう一歩踏み込むことで違う世界が見えてくるはずです。
妻より早く帰宅した日は、夕飯をつくります。気分転換になりますし、喜んでくれるので張り合いもあります。有休休暇を利用して旅行することもあります。プロ野球観戦が夫婦共通の趣味なので、埼玉のボールパークに行くことを楽しみにしています。
あまり時間をかけすぎないよう、緊急性の高いものを判断して優先的に対応。
お客様との日程確認や部品メーカーへの発注。メールや電話で行います。
集中したい作業はたっぷり時間をとれる午後に予定することが多いです。
会議や打合せのほか、試作品を製造ラインで製造する際には立会いをして問題ないことをチェック。